金星の力を活用する方法「愛と喜びの循環」

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愛と喜びと感受性

私たちが生きる地球では、男性または女性という性を選択して生まれてきます。必ず、肉体はどちらかを選びます。しかし、本質的には、魂には男も女もなく、私たちの内側には男性性と女性性が共存しています。女性として生まれた場合、月と金星のパワーが男性よりも影響力が大きくなります。

金星は愛と喜び、感受性を司り、人生に豊かさをもたらす吉星と呼ばれる惑星です。この力を意識的に解放するヒントについて書いていきます。


金星パワーが発揮されている人の特徴

月→水星→金星の順番で、月をベースとしその上に金星の力が発達していきます。たとえば幼少期(月の発達時期)に過酷な環境だった場合は「自分の喜びが何だかわからない」とおっしゃる方が多いのですが、多くの場合、金星の開発と月の安定感は連動しています。

金星パワーが発揮されている人の特徴は、無邪気さがあり、自分の喜びのポイントを知っている人です。月を7歳の女の子とイメージするならば、金星は16歳の女の子。若々しく、元気で、溢れる笑顔。たわいもないことで笑い合える友達。この頃になると、好きなお友達(同性)のタイプが自分でも理解できるようになります。乙女心も発達する時期ですね。

他者を優先しがちの方におすすめなこと

金星のエネルギーは喜びのエネルギーと言われますが、それは本人が心の奥底から楽しんでいる状態とも言えます。

最近、気がついたことがあります。「他者を喜ばせることが自分の喜び」という優しい人が陥りやすい金星の罠に。他者を喜ばせることは、大変素晴らしいことです。そのことに喜びを見出せる人は優しい人に違いはありません。ですが「他者を喜ばせることが自分の喜び」と言い切れる人の場合、他者の反応により強く感受性を働かせている癖があるんですね。

もちろん、大好きな人が喜んでくれたら嬉しい。それは本当だと思います。ただ、自分より他者に優しくする癖が根付いている人の場合、自分が多少無理をしても無理していることにすら気づかず、他者の望みを感じ取ろうとする無意識の癖が、しらずしらずのうちに自分を必要以上に忙しくさせていたり、沢山のことを抱えすぎていたり、いつの間にか自分の時間が削られている場合もあり得ることなんですね。

そんなわけで、他者への感受性が強すぎてついつい他者を優先しがちの方におすすめなことは、金星と連動している月を強化することです。それは「自分一人で楽しめる時間」を大切にすることです。

たとえば一人で映画をみたり、ゆっくりとした空間で本を読んだり。どんなことでもいいんです。
楽しかった、充実してた、またこれをやろう、そんな充実した時間を自分に用意してあげて、そして身体が喜んでいる自分の感覚を味わって、体験して、そんな自分を観察してみてください。

金星が発達する時期

女性は特に金星期(16〜24歳)の間に金星のパワーを自然に発揮する時期を迎えます。あなたはこの時期、どのような自分でしたか?

しかし、この時期に苦しい経験をした場合、金星の力が抑圧されることもあります。いじめや人間関係のストレスがあった場合、金星のエネルギーを火星的な「戦う力」で補おうとすることがあります。しかし、火星は金星を抑えるためのものではなく、金星を助けるために存在しています。このことを知ることで、金星のパワーを再び解放できるのです。

喜びのエネルギーは、受け取り、与えることで循環を生み出します。愛され上手でいることは、受け取る力を鍛えることでもあり、これが愛を与える力へとつながります。この循環を大切にすることで、心が満たされ、自然と豊かな関係性が育まれます。

火星期での統合:魂が目覚めるとき

金星の力を十分に発揮するためには、火星期(35〜45歳)の統合の時期が重要です。この時期には、過去の悲しみや苦い経験を癒し、本来の自分を取り戻すプロセスが始まります。上記に書いたように、あなたの内側に宿る火星(男性性)のエネルギーは、あなたの金星(女性性)の喜びを実現するために存在します。このことについては、火星のページで書いていきますね。


愛の本番は木星期(46〜55歳)

金星と火星の内側の統合を果たすと、木星期(46-55歳)肉体の性別、男女を超えて、魂の愛を体現する段階に入ります。この時期は、その方の精神性がより顕著になる重要な時期です。男性も女性も、この時期こそ、人間愛に目覚める時期ともいえるでしょう。ありのままの自分を受容し、等身大の自分を尊重し、他者との喜びの循環を深めることで、本当の意味での豊かさが広がります。

金星の力を引き出すポイント

金星のエネルギーを最大限に活かすには、以下のポイントを意識してみてください

ありのままの自分を楽しむ
金星のパワーは自然体でいることで発揮されます。無理に自分を作らず、素直な感情や感覚を表現することが大切です。

自分のフィーリングを優先する
心に従う癖をつくることで、金星の喜びの循環が生まれます。

愛情表現を素直に楽しむ
言葉や行動で愛を伝えることを恐れず、純粋に楽しむことで愛が引き寄せられます。


自然と愛を引き寄せる金星の女神

金星はVenus(ビーナス)とも言われているとおり、愛をにっこりと受け取り、ふわっと愛を与えることができる天体です。女神は自分を粗末に扱う人との関係は自然に遠ざかることができますし執着することなどあり得ません。真の愛の循環ができる相手のみを引き寄せます。

と、いうことは・・?あなたの女神性(金星)が開花すると自然と出会う人はみな素敵な人になります。

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